きっと、ずっと、恋だった。
苦しくて息が詰まりそうで。
ドキドキして眩しくて。
それでも触れたくて、手を伸ばす。
水の中から空を見上げたみたいな、眩しさと苦しさ。
それだけじゃなくて、ふわふわの幸せも。
ぜんぶぜんぶ、秋樹が隣にいるってそれだけで。
私にとって秋樹って、水面越しの太陽で。
いつも私を助けてくれて、いつも大人で落ち着いてて。
憧れるけど、私とは正反対。
だけどそこが、そういうところが、私はー…。
「…俺たちさ、」
「うん?」
「来年も変わらずにいられるかな」