復讐劇は苦い恋の味
「そっか。……うん、わかった」

自分に言い聞かせるようにそう言うと、朋子は私を見据えニッコリ笑った。

「それなら私は全力で美空を応援する! 当たって砕けろ精神で頑張れ!!」

拳をギュッと握りしめる朋子。実に彼女らしいエールの送り方だ。

「アハハッ。もう、当たって砕けろはないんじゃない? ……でも勇気出た。朋子がいると心強いよ」

いつもこうやって私の話を聞いてくれて、相談に乗ってくれて励ましてくれる。

そんな朋子がそばにいてくれて、それだけで私は幸せだと心から思う。


「それはよかった。じゃあ振られたり嫌われたりしたら、私が嫌になるくらい励ましてあげるからね! ……後悔しないようにね」

「ありがとう」

どうなるかわからない。けれどもう逃げたくないんだ。

悩むこともしたくない。

ただ君嶋くんを好きでいたい。そんな未来を手に入れたい。そのためにも話すんだ、君嶋くんに。

それから朋子と昼食を済ませ、やはり注目を浴びながらも午後の勤務に就いた。
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