復讐劇は苦い恋の味
「叔母さんも大変そうだな」

急なトラブルだなんて。大丈夫なのかな。

心配になっていると再び新着メッセージが届いたと表示される。

確認すると圭からで、圭もまた少し遅れるから、叔母さんと先に行っててとの連絡だった。

「嘘でしょ、ふたりとも送れるだなんて……」

まさかの事態にがっくり項垂れるも、仕事だから仕方ない。

叔母さんから送られてきた店の情報を圭にも転送し、ひとりで叔母さんが予約してくれたイタリアンのお店へと向かった。



「えっと……多分ここらへんだと思うんだけど……」

叔母さんから送られてきた情報を頼りに向かうものの、なかなか目的のお店にたどり着くことができない。

どうやら叔母さんが予約してくれたのは、最近テレビでもよく取り上げられている隠れ家的なレストランのようだ。


それでもなんとか無事に辿り着くことができたものの、人気店ということもあり店内は満席。並んで待っている人も数組いる。
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