忘れられない過ち
「ごめん、付き合えない。
陽向と柊都は、同じ部活だし仲も良いのに、私のせいでその関係が崩れるのは嫌だから。ごめんね。」
私は陽向にそう告げた。
「心配すんな。柊都にはもう話してあるから。
優南のことが好きだから告白するって。
もし優南も同じ気持ちでいてくれたら、付き合いたいって伝えた。
柊都は大事なチームメイトで友達だから、自分の口から俺の気持ちを伝えておきたかったんだ。
柊都は、告白の結果がどうでも、これからもずっと友達だって言ってくれた。
だから、安心していい。
優南はそんなこと気にせず、自分の気持ちで選んでくれて大丈夫だから。
改めて、俺と付き合ってくれませんか?」