15歳、今この瞬間を
「……」

気の…せいかな。


「先生」

「なぁに?佐久田くん」

「体育委員って、オレだけじゃないすか。せっかくだから、井上さんにもやってもらいたいなぁ〜なんて思ってるんですけど」

はい?

「そうねぇ…佐久田くんもたまにはいい事言うわね」

ちょっと、まっすーまで何言ってんの、やめてよ。

「という事なんだけど井上さん、人数の関係でウチのクラスには体育委員がひとりしかいないから、井上さんにもやってもらいたいんだけど、どうかしら」

「え…あの……」

クラスのみんなが、一斉にあたしを見る。

佐久田くんが、ニヤリとしていた。

「わかり…ました」

さっきあたしの名前のことでやり合ったばっかりなのに…佐久田くんがどういうつもりかわからないけど、この状況では引き受けるしかなかった。

「どうかしら」って聞いてる割には、半強制的なかんじだったよね。
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