15歳、今この瞬間を
「ん?」
悪びれた様子もない菊谷くんに、あたしは何も言えなかった。
これだからクラスの中心人物は……自分の意見が全て受け入れられると思っているから厄介だ。
あたしの経験上、自己中が多いという印象。
「何でもない」
こういうタイプの人たちに反論しても仕方ない、受け流してやり過ごしたほうが楽なことを、あたしは知っている。
ほぼ、悪気がないのだから。
それに、体育祭の種目なんて何でもいい。
勉強は、転校の度に教科書がかわったり進み具合も違ったりで、正直苦手。
でも運動は違う、自分の身体能力の話だから環境の変化は関係ない。
あたしは、運動だけは得意だ。
「みんなだいたい希望がでたかしらね」
まっすーが、黒板を見ながら言った。
借り物障害物競争と縄跳びリレーの場所に、佐久田くんの元気な文字であたしの名前が書いてあった。
希望が偏っている種目はジャンケンでふるいにかけられ、負けた人たちは他の種目へ変わっていく。
全て決まったところで、あたしは誰がどの種目に出るかを紙に書き写し始めた。
悪びれた様子もない菊谷くんに、あたしは何も言えなかった。
これだからクラスの中心人物は……自分の意見が全て受け入れられると思っているから厄介だ。
あたしの経験上、自己中が多いという印象。
「何でもない」
こういうタイプの人たちに反論しても仕方ない、受け流してやり過ごしたほうが楽なことを、あたしは知っている。
ほぼ、悪気がないのだから。
それに、体育祭の種目なんて何でもいい。
勉強は、転校の度に教科書がかわったり進み具合も違ったりで、正直苦手。
でも運動は違う、自分の身体能力の話だから環境の変化は関係ない。
あたしは、運動だけは得意だ。
「みんなだいたい希望がでたかしらね」
まっすーが、黒板を見ながら言った。
借り物障害物競争と縄跳びリレーの場所に、佐久田くんの元気な文字であたしの名前が書いてあった。
希望が偏っている種目はジャンケンでふるいにかけられ、負けた人たちは他の種目へ変わっていく。
全て決まったところで、あたしは誰がどの種目に出るかを紙に書き写し始めた。