彼氏はイケメンマフィア
車の中でも暖房をかけていたが、少女は依然として小刻みに震えており、唇の色もまだ紫がかっていた。


少女を抱きしめながらふと、窓の外を見る。


(不夜城か…。)


”不夜城”と称される、香港のネオンの光が目に眩しい。


その光は、闇の中をひたすら生きる俺には少し眩しすぎるのかもしれない。


「颯龍さま到着しました。」


運転手がそういうと、病院の救急受付の扉の前に南龍が待機し、部下に指示を出している姿が見えた。

< 14 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop