五感のキオク~好みの彼に出会ったら~
「あ、いいですかね?彼女飲み仲間なんですけど」
「もちろんです。女性がいると華があっていいですしね?」
そう言ってまた彼は微笑んだ。
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「なるほど。では飲み仲間なんですね?」
「そうですね、男っぽい飲みっぷりに惚れたってわけですよ」
そんな風に言う同僚。
なんていうか、その言い方にちょっと苛立った。
なんで、たかが同僚の一言に苛立つのか…
「あれですね。同志みたいな感じ。」
同僚の言葉に対抗するように言う。
そんな私の言葉に、
「異性でそんな風に感じるだなんて羨ましい限りです」
「異性なんて、きっと微塵も思ってないと思いますよ?」
ちらりと横を見て言う。
だからここに連れてきたんでしょう?
「そりゃそうだ。男友達みたいな感じですかね?」
ほら、やっぱり。
女として思うときなんて、あの瞬間だけ。
それ以外はたまに飲みに行くただの同僚でしかない。