千秋先輩。その鈍感、本気ですか?
「相談って何ですか?」
手を引かれて歩いてると人気のない廊下に出た。ここ、前に千秋先輩に連れてかれた所だ。
「あのね、私園田君のこと好きなの!」
!!!
まさかいきなり言われると思ってなかったからぎょっとする。
「……私も、好きです」
「あー、やっぱりそうだよね」
小林さんが困ったような顔で笑う。
「素直な所、美月ちゃんとすごく似てる。綾乃ちゃんが好きって言わなかったら多分私性格わるいから協力して!って言っちゃってたなー」
「は、はあ…」
「わざわざ呼び出しちゃったのはね、私文化祭で園田君に告白しようと思ってて。でも多分綾乃ちゃんも園田君のこと好きかなって思ってたから一応言っておこうかなって」
「…私も文化祭で告白しようと思ってます」
「そうだよね!…なんか、呼び出してるししかも意味不明なこと言っちゃうけど…」
小林さんが口をもごもご動かして急に俯く。
「…?すみません、今なんて」
言いかけた途端、ぱっと髪が宙に舞った。
サラサラで可愛くて、小林さんは私とは全然違うものを持ってるから羨ましい。
「ごめん!それだけなんだ。それが言いたかっただけ。委員のことは口実!本当に劇で忙しいのにごめんね。私も絶対見に行くね!」
私の返事も待たずに小林さんは足早に去って行った。
小林さん、他に何かあったんじゃないかな?
手を引かれて歩いてると人気のない廊下に出た。ここ、前に千秋先輩に連れてかれた所だ。
「あのね、私園田君のこと好きなの!」
!!!
まさかいきなり言われると思ってなかったからぎょっとする。
「……私も、好きです」
「あー、やっぱりそうだよね」
小林さんが困ったような顔で笑う。
「素直な所、美月ちゃんとすごく似てる。綾乃ちゃんが好きって言わなかったら多分私性格わるいから協力して!って言っちゃってたなー」
「は、はあ…」
「わざわざ呼び出しちゃったのはね、私文化祭で園田君に告白しようと思ってて。でも多分綾乃ちゃんも園田君のこと好きかなって思ってたから一応言っておこうかなって」
「…私も文化祭で告白しようと思ってます」
「そうだよね!…なんか、呼び出してるししかも意味不明なこと言っちゃうけど…」
小林さんが口をもごもご動かして急に俯く。
「…?すみません、今なんて」
言いかけた途端、ぱっと髪が宙に舞った。
サラサラで可愛くて、小林さんは私とは全然違うものを持ってるから羨ましい。
「ごめん!それだけなんだ。それが言いたかっただけ。委員のことは口実!本当に劇で忙しいのにごめんね。私も絶対見に行くね!」
私の返事も待たずに小林さんは足早に去って行った。
小林さん、他に何かあったんじゃないかな?