千秋先輩。その鈍感、本気ですか?



「ごめんね2人とも!あいつバスケのことしか頭に無いから女心とか本当に分かんないの!忘れてた!」




「あっいえ私は別に…綾乃ちゃんは?」




「びっくりしたけど、大丈夫です!
嫌なことは言われてないし」



(それよりって言われたのはちょっと残念だったけど、でも可愛いって言ってもらえたし♪)



ちょっと顔が緩む。



「ごめんね!
だから千秋に恋愛相談はしない方がいいよ!
他のことは頼りになる良いキャプテンだから
なんでも相談したらいいと思うけど」


七菜先輩がため息まじりに得点板を押す。


私達が得点板を持ってきたのと同時に試合が始まった。





やっぱり千秋先輩は格好いいな。



千秋先輩のプレーは"バスケが好き!楽しい!"っていうのがよく伝わる。見てても楽しい!







…それなのに…




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