PARLIAMENT


「翔ちゃん、もう一回」

「マナ、ちゅー好きやな(笑)」



翔ちゃんは呆れて笑いながらも、また何度も何度もしてくれた。


すると、翔ちゃんの手があたしの着てる服の中に入ってきた。




え、え、え!

翔ちゃん彼女おるやろ?




あたしは、いや いやって何回も拒んだ。

翔ちゃんは「なんで?ちょっとだけ」っていたずらっ子みたいに笑った。



その夜はそんなやりとりを何度も繰り返して、ふたりで冗談言って笑ったり‥結局それ以上することなく 朝方には寝てしまった。
















なんでかな?

そのときのあたしは、なんでも翔ちゃんを基準に考えてしまってた。

だから、ヤッたら浮気だと思ってた。

だから、服の中に手が入ってきた時 とっさに拒んだ。




なんでわからんかったんかな?

女の子を自分ちに呼んで 泊めて、同じ布団の中でキスしてる時点で、完璧に浮気だってコトに‥





きっと自分のしてることを肯定したかったんかなあ‥‥あたしは何も悪いことしてないよ、あたしはただ好きな人と一緒におるだけ、ってひたすらそう思ってた。


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