何度でも、愛を叫ぶ。


「もちろんです!」


お母さんのお見送りに軽く手を振った私たちは、家を後にした。


「じゃ、あっちに停めてる車で行くから。荷物、持つよ。」


「ううん、これくらいなら…」


「違う。これじゃ、手繋げないだろ。半分持たせてくれる?」


少し照れながら、馴れないことを聞いてくる駆くんに笑みが溢れる。


「はいはい、そっか。じゃ、半分お願いします。」


繋いだ手は、とても温かかった。


< 222 / 646 >

この作品をシェア

pagetop