何度でも、愛を叫ぶ。


「駆くん!!!」


目を覚ましたと同時に、私は叫んで何かを掴もうとしていた。


目は、手術後だからか見えなくて回りは真っ黒だった。


「祐香…!!!」


私の瞳からは、涙がこぼれ落ちていた。


「駆、くん…駆、くん…!!」


夢と現実がゴチャゴチャになっていて、私は無我夢中に彼を追い求めていた。


< 465 / 646 >

この作品をシェア

pagetop