何度でも、愛を叫ぶ。


飛び散る、破片。


俺の体には、飛び散った破片が突き刺さっていて、


床には、俺の体から滴る血が見える。


「…伊藤さ、ん。」


ああ、


あと何回、感情が溢れ出すのだろうか。


嬉しくて、悲しくて、辛くて、苦しくて。


あと何回、心から笑顔になれるのだろうか。


祐香…


そこから同じ景色が、見えているか?



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