何度でも、愛を叫ぶ。



「和翔先輩、呼んできてください。」


「え?」


「村本和翔。親父に言えば、きっと連れてきてくれるから。」



俺は、看護師にそれだけ伝える。



看護師が掃除が終わると、また一人の世界に戻った。



「…はあ、」


体は元気なのに、あと少ししか命が持たないなんてなんだか不思議な気分だ。


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