葵くん、そんなにドキドキさせないで。
それに、葵くんの本性を言わないでくれているし…。
こうするしかないんだよ。
「……ごめんね…」
葵くんが不機嫌になるのは、
…きっと大野くんのこと、あんまり好きじゃないからだ。
見るからに性格合わなそうだもんね。
そんな人と仲良くして欲しくないんだよ。
「(嫌な思いさせちゃうのはどうしようも出来ないなぁ…。)」
心の中でため息をついて、ボールをカゴの中に戻す
もうこの時間で今日の授業は終わり。
「…あの、私、明日頑張るね!せっかく教えてもらったし、無駄にしないようにする」
葵くんにニコッと笑って見せた
「…転んだら笑ってあげるよ」
むすっとしたまま答える葵くん