葵くん、そんなにドキドキさせないで。


「それに…」




リーダーの女の子の手が伸びてくる


ギュッと目をつぶると、胸ぐらを掴まれた





「最近は大野涼平とも仲良いみたいじゃん。

何考えてるわけ?そんなに男に構われたい?」





大人しそうな顔して随分大胆だね、田中さんって。


その冷たい声に頭が真っ白になった。





「身の程を知りなよ。田中さんみたいな子が、」


「っ、う」


「葵くんの隣に並んじゃダメじゃん。」





クスッと鼻で笑う





「あぁ、そうだ。さっきアンタのスマホで葵くんにメッセージ送ったから。」


「……え…」


「"さっきの電話は何でもないから"って。残念だったね?」





……そんな…


それじゃあ、葵くん、来ない…



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