葵くん、そんなにドキドキさせないで。
女避けの彼女は、私じゃないもっと美人で可愛い子にするべきだよ。
ほら、早く。
早く、言え、私。
「…っ、あの、ね、」
『…。』
「…葵くんと、…別れたい…」
屋上で初めて一緒に昼休みを過ごした時
急に膝を貸してって言うからビックリした。
初めて手を繋いで帰った時
せっかく私から繋ごうとしたのにそれを避けたこと、まだ忘れてないよ?
『私が葵くんのこと守ってあげるよ…!?』
こう言った時
葵くんが嬉しそうにするから、私まで嬉しくなった。
『……本当は?』
一緒にいたのはまだたったの1ヶ月。
葵くんが本当は優しいってことしか、私知らない。
……葵くんのこと、もっとたくさん知りたい。