葵くん、そんなにドキドキさせないで。
相手チームがシュートを決める。
さすが3年生ってこともあって、なかなか私たちのクラスのチームが点を入れられない。
「えっと、それじゃあ華子は、三河に告白するの?」
「へ!?」
告白?私が?
無理だよっ、そんなの出来るわけないよ、陽菜ちゃん!
「想ってるだけでいいの…!今は一緒にいられる時間もあるし、十分だよ」
葵くんが敵チームのドリブルをカットした。
すごい…上手だ。
それを大野くんにパスして、華麗なシュートを彼が決める。
その瞬間響き渡る女の子たちの歓声……。
さすが人気者の王子様。
「じゃあ、好きって言わないのかぁー……」
「このタイミングで言ったら、私たちの関係終わっちゃうかもしれないから」