好きです、センパイッ!!
それにコクリと頷く。
黒髪、ボブの女の子。
活発そうで、目がクリクリっとしてて、笑った顔もキラキラしてて可愛かったな。
「なんか、その人見たら、ちょっとショック受けちゃって」
だって美人な幼なじみだよ?超ツワモノだよ?
先輩のこと呼び捨てにしてるし。
「先輩との距離が近いのは私だけじゃなかったんだなって改めて実感したら、焦っちゃって」
……って、なんだそれ。我ながらとんでもなく自己中な理由だなぁ!もう!!
「……くだらねー」
小さくそう言った睦月の言葉が、グサリと胸に刺さった。
分かってますよ、くだらないですよ。
幼なじみに会っただけで余裕なくすとかどんだけ弱虫メンタルなんだよ、って思いますよ。