好きです、センパイッ!!
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「……うぅ、高広先輩がカッコ良すぎるよー……」
「ちょっと、式典中なんだから静かにして」
先輩に階段で告白をしてから2ヶ月が経った。
今日は先輩達の卒業式。
2年生は参加自由で、もちろん私は柚木を誘って式に参加してる。
「はーぁ、やだやだ。これだから付き合いたてのカップルは見てて腹立つのよね」
「やだぁ柚木ちゃん。嫉妬ですか?」
「ちょっと前までしおらしかったくせに。もと通りになっちゃったかー」
残念そうに言う柚木にムスッとする。
ふんだっ、あの時は柚木だって私のこと心配してたくせに!
「ていうか睦月は?誘ったんでしょ?」
小さな声でそう聞かれてコクリと頷いた。
誘ったっちゃ誘ったんだけど……。
『アイツの卒業式とか興味ないし。つーか、むしろ嫌いだから』