好きです、センパイッ!!
ちょうど休み時間の時にメールで⦅合格した⦆って報告されたんだ。
自分のことのように嬉しかった。
「でも、3年生3学期は全然学校来てなかったじゃん。寂しくなかったの?」
「うーん、先輩が頑張ってる時に私だけワガママ言ってられないなって思ったんだよね。だから、受験が終わるまでは先輩のこと心の底から応援してたよ」
先輩が合格してからは映画観に行ったり、クレープ食べに行ったりしたし、
会えない時間は長かったけど幸せだったな。
「こら、そこ。私語はつつしんで」
小さな声で話していたら先生に怒られた。
慌てて謝ってから、柚木と目を合わせる。
「良かったね、小春。先輩と付き合えてさ」
耳元で言われた言葉に笑って頷く。
柚木も、私の話をたくさん聞いて、背中を押してくれてありがとう。