好きです、センパイッ!!
その言葉に目を見開く
先輩それって、それって…!!!
「意外と先輩も私と過ごす放課後を楽しみにしてるんじゃあ…!」
ピシャンッ
「……。」
と、扉、閉めなくてもいいじゃないですか…。
唇をとがらせながら2年の教室へと方向転換
でも良かった
前よりも先輩との距離が縮まった気がするもの。
「ねぇ、高広くん食べてくれるかなぁ?」
「大丈夫だよ!アンタ頑張って作ってきたんだから、もうちょっと自信持ちなって!」
すれ違いざまに、そんな会話が聞こえて思わず振り返った
上履きの色ちがう…から、3年の先輩だ
高広先輩は、やっぱりモテる。
モテモテのモテ男。
「………可愛いなぁ」