好きです、センパイッ!!
なんて、密かにそう決めたのだった。
「目閉じて」
「う、ウッス」
「何だそれ相撲かよ」
「うん、いつも言ってるけど睦月って私に対して失礼じゃない?」
「お前がうざいから」
くっ……1年の頃から私の扱いがひどいよね、睦月ってさぁ!
そりゃ確かに?
『女の子みたいに可愛いね!!』ってさ?
最初にこんなこと言っちゃったのが悪かったのかもしれないけど?
でもそんなの私にとっては1番の褒め言葉だったんだよ!?
「(………。)」
「ん、出来た。」
しばらくしてからそう言った睦月
はい、って渡された鏡を見て、目を丸くする
む、睦月。
「睦月、」
「何だよ」
「ごめんね」
「はぁ?」