好きです、センパイッ!!
柚木のメイク道具をしまいながら眉を寄せる
「いつもからかってばっかで、ごめんね」
「…は、なに、急に…」
「これかり睦月の嫌がることはしないって約束するよ」
だ、だってさ、
こんなに私のこと可愛くしてくれたんだよ?
まつ毛がパッチリ上を向いている。
ピンクのリップとチークが私の白い肌に映えていた。
「睦月ありがとう!!これからも仲良くしようねっ!!!!」
すごいよすごいよ!
メイクの力ってすごいね!!
ビフォーアフターが半端ないよ!?
「睦月のおかげだよ〜!」
「なっ、大袈裟だし…」
笑って見せると、何でだか顔を逸らされた
その行動にピンとくる私
はは〜ん…??
「さては睦月、私に見惚れたな?」