好きです、センパイッ!!


柚木のメイク道具をしまいながら眉を寄せる





「いつもからかってばっかで、ごめんね」


「…は、なに、急に…」


「これかり睦月の嫌がることはしないって約束するよ」





だ、だってさ、

こんなに私のこと可愛くしてくれたんだよ?



まつ毛がパッチリ上を向いている。

ピンクのリップとチークが私の白い肌に映えていた。





「睦月ありがとう!!これからも仲良くしようねっ!!!!」





すごいよすごいよ!

メイクの力ってすごいね!!


ビフォーアフターが半端ないよ!?





「睦月のおかげだよ〜!」


「なっ、大袈裟だし…」





笑って見せると、何でだか顔を逸らされた


その行動にピンとくる私



はは〜ん…??





「さては睦月、私に見惚れたな?」


< 55 / 442 >

この作品をシェア

pagetop