好きです、センパイッ!!


ハッ、せ、先輩は!?


慌てて顔を上げて、ビックリした





「…あ、え、」


「お前って、なんでそんなにバカなの」





呆れたようにため息をついて、「ん」って、手を差し伸べてくれる


い、イケメン…




「先輩に追いつこうと無我夢中でした…」




そう呟くと、またバカって言われる

…一応それ、悪口ですからね?





「…膝、痛い?」


「痛いです。先輩どうにかしてください」


「ハッ、何でそんな上から目線?」





先輩の手をとって立ち上がった私


小さく笑う先輩に少しだけきゅんときた

…もう怒ってないのかな…?





「おいで」





そう言って、近くの公園のベンチに座る


先輩がポケットから出したのは、なんと…!


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