宮花物語
「そ、そうなんですか?」

とりあえず、話を合わせる。

「知らないかもしれないけど、黄杏さんが妃になってから、1ヶ月ぐらい毎晩、夜、お励みになっていたかもしれないけど、時々日中、青蘭さんとも励んでいらしたからね、王は。」

「そんな~!!」

これには力を無くし、全身の力が抜けそうになる黄杏。

ただでさえ、一目惚れした相手だからと、青蘭に嫉妬しているのに。

自分に隠れて、青蘭の元へ行ってたなんて。

しかも、日中に!!


「うう~。もう嫌だ~。」

「何、泣き言言ってんのよ!まだ妃になって、1ヶ月しか経ってないでしょ!」

「1ヶ月しか経ってないからこそ、他の女の元へ行くなんて、嫌だ~」

「他の女じゃない。お妃。」

何を言っても、強気で返してくる。

泣きべそをかいている黄杏とは、えらい違いだ。


「どうして、こんなところに、来ちゃったんだろう。」

「まだ、言うの?」
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