烏丸陽佑のユウウツ
【じゃあ、あとは言えばいいだけだろ】
【そうですね。おやすみなさい】
あ、なんだ、急に。終わりか?…怒ったのか?…なんでだ。その通りだろうに。眠くなったのか?…。まさか黒埼君が侵入してきたとかでもないだろ…な。
ん、まあ、はぁ、あ、ふ。俺も寝るか…。2、3時間、寝られたら充分だし。だけど…変に気になって眠れやしないじゃないか。…そうだ。
【おやすみ】
返すの忘れてたよ。はぁ…これでいいだろ。梨薫ちゃんこそ、寝る時間はそんなに無いだろ。まあ、夜中ぐっすり寝てたようだし。眠れないのもそれなりだ。黒埼君が居るから眠れないっていうのも…意識してるって事になる。眠れたら眠れたで、それもどうかと思うし。…何なんだ、梨薫ちゃんは。本当…曖昧で妙な事をしているな。
俺だって、もう部屋まで解ったから、いつだって急な訪問だって出来るようになった訳だが。フ…、まず現状では行く事はないな。
はぁ、眠れない。ここのところ特にだ。今日の原因はあれだ。黒埼君が一緒に居るのも少し、それと…梨薫ちゃんに聞かされた夢の話だよ。
夢だとはいえ、部長ときりが無い程したとか…。そんな事を言うからだよ。どんな話を俺にしてくれちゃってるのよって事だよ。あ゙ー、嫌だ嫌だ。梨薫ちゃんに沢山触れたとか、…シたとか…想像したくないっていうのに。
…どんな風に…。声をあげて…抱かれたんだ…。あ゙ー、それだって夢なんだから、現実の梨薫ちゃんが同じように反応するとかは…、詳細に聞いていたとしても、そこは解らない話じゃないか…。そうなんだけど。はぁぁ…妄想が過ぎるわ…本当。はぁ……駄目だ。こんな事では脳が興奮するだけだ。
梨薫ちゃんはどうしたんだ。やっぱり部長に決めたんだろ?意を決した。だからそんな夢を見たんじゃないのか…。