烏丸陽佑のユウウツ
【会いたいです。どこに居ますか】
...はぁ。会いたいなんて...何だよ、今頃。...夜中だぞ。
【明けましておめでとうは流石に言わないんだな】
【...そういう訳では。では、明けましておめでとうございます。
暇なんです】
【初詣でに行けばいいじゃないか】
【つれは、彼女とカウントダウンの最中なんです。一人なんですよ】
【俺に会いたいなんて言ってないで、行きたいところ、あるんじゃないのか?】
…。何だ、どうした。
【行けたら行ってます】
拒否でもされたのか?…。
【今そっちには居ないから、会いたくても今は無理だぞ。まあ、今日、夕方くらいには帰る予定だ】
あくまで予定だが。
【じゃあ、帰って来たら陽佑さんちにお邪魔してもいいですか?いいですよね。住所教えてください。それと何か買って行ったらいい物あったら教えてください。食料は何が必要ですか?アルコールは…店じゃないけどありますか?】
おいおい。暫く居座るつもりか?…。
【まさか、うちに泊まるつもりじゃないだろうな】
【え?違いますよ】
…違うのか。
【ただの泊まりじゃありません、連泊ですよ】
【連泊?】
【二泊くらいはいいですよね?】
二泊っていったら三日まで居るって事か。
【三日迄か?】
【はい!】
はい、ってな……はぁ…仕方ない。野郎と二人でお節でも食うか…。
【要る物は俺の方で用意するから構わない。自分の好きなようにして来ればいいさ】
【じゃあ、行ってもいいんですね?】
【ああ。但し】
【はい】
【あくまで、まだ今日帰るって予定だから、確実に帰る前になったら連絡するから】
【解りました。今日じゃなくても、明日になっても明後日でも、連絡待ってます。住所、先に送ってください】
はいはい。
【いいか、勝手には入れないからな。部屋の前で待つなんて出来ないから強引な事はするなよ?】
【はい。そういう部屋なんですね】
【ああ。よその部屋の人間について、どさくさ紛れに入ったりするなよ?怪しまれるから。黒埼君の為だ】
【はい。楽しみに連絡待ってます!】
…それじゃ駄目だろ。
【じゃあな】
ふぅ…。俺を拘束するつもりか?纏まった休みになったから、俺が梨薫ちゃんに何かしやしないかと警戒でもしているのか…。
阻止するには一緒に居るのが一番だ、な。