艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「人間関係のことで頭を悩むことになるのかと考えていたが、それは杞憂だった。佐々田がいたからな」

思わず、駒宮室長の顔を見上げると室長は柔らかな眼差しで私を見つめていて、その視線がかち合う。

揺れる駒宮室長の瞳の中に、私が写り込んでいて私の鼓動がうるさい位に加速していく。

だけど、そんな私のことなんてお構いなしで駒宮室長は言葉を続ける。

「一番年下ということもあるが、いいムードメーカーになってくれている。まぁ、なによりその佐々田の素直な性格がいいんだろう。企画を立てるとなると、人間関係もギスギスしやすいんだが、今のところ、佐々田がいい緩衝材になってる。」


日没を過ぎた時間帯でよかった。

きっと今の私の顔は熱を帯びて真っ赤になっているだろうから。
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