艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
2人でベーグルを食べ終える頃、祥子さんは突然真面目な顔して声を潜める。
「まだ郁ちゃんにも話していないんだけどね。実は私、今度結婚するの」
「えっ?」
驚いて固まった私に、祥子さんは幸せそうに微笑んで見せる。
祥子さんが結婚……。
「お、おめでとうございます!!!」
祥子さんの笑顔を見たら、驚きなんて一瞬に消えて、一気に喜びが溢れた。
同じフロアのアパレルショップの店長と長い間付き合っている祥子さん。
結婚願望が強くて、ずっと彼からのプロポーズを待っていたことを私は知っていた。
待ちに待った、その嬉しい報告に私は思わず立ち上がって、向かいに座る祥子さんの手を握りしめていた。
「痛いってば、まどか。でもよかった。直接伝えられて」
困ったように笑う祥子さんの目じりに小さな涙がキラリと光って見える。
「まだ郁ちゃんにも話していないんだけどね。実は私、今度結婚するの」
「えっ?」
驚いて固まった私に、祥子さんは幸せそうに微笑んで見せる。
祥子さんが結婚……。
「お、おめでとうございます!!!」
祥子さんの笑顔を見たら、驚きなんて一瞬に消えて、一気に喜びが溢れた。
同じフロアのアパレルショップの店長と長い間付き合っている祥子さん。
結婚願望が強くて、ずっと彼からのプロポーズを待っていたことを私は知っていた。
待ちに待った、その嬉しい報告に私は思わず立ち上がって、向かいに座る祥子さんの手を握りしめていた。
「痛いってば、まどか。でもよかった。直接伝えられて」
困ったように笑う祥子さんの目じりに小さな涙がキラリと光って見える。