しあわせの箱
『もしもし?和也くん?うん、今外だから大丈夫だよ。話って何?』


もしかしたら、告白でもされるのではないかと少し期待していた。


でも、今思えばこの時彼と関わるの辞めていたら風俗で働かずに済んだかもしれない。


『そろそろ俺のこともう少し知ってほしいなって思ってさ。仕事の事なかなか言えないでごめんね。あのさ、いきなりなんだけど・・・結衣ちゃんってホストって偏見ある?』


友達がホストクラブに夢中な子が居たり、知り合いがホストやってたり、私自身10代の頃に興味本位でキャバクラで勤務していたから偏見は無かった。


『全然ないよ!ホストがどうかしたの?』


ここで少し違和感を覚えた。


『ホストって偏見あるから不安だったんだけど、実は俺今ホストやってんだよね』


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