しあわせの箱
やっぱり。そう言われてみれば、いつも電話は深夜か朝方が多く、連絡が返って来るのは昼から夕方にかけてで夜はあまり返ってこなかった。


『あ、そうなんだ。ホストクラブで働いているなんて分からなかったよ』


薄々気付いていた事は隠した。


『ごめん、驚かせちゃったよね。軽蔑した?』


様子を伺っているのは電話越しでも分かる。


『ううん、そんなことないよ!少しビックリしたけど、正直に教えてくれて嬉しいよ』


そう言いながらも、ホストに関わって人生滅茶苦茶になった友人が居たから今後私も関わっていくにつれて同じような事にならないか不安だった。


『良かった!これで嫌われちゃったらどうしようって考えたら言うか迷ってさ。でも、俺結衣ちゃんとの事真剣に考えてるからちゃんと伝えようと思って』


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