番犬男子
どちらも、予期せぬ再会に戸惑っているようだった。
もちろん、あたしだってそうだ。
ちょうど聞きたいことがあったから、ラッキーといえばそうなのかもしれない。
けど、なぜだろう。
あたしの第六感が、ざわついている。
「お前、さっきすごかったな!」
「はい?」
金髪の男子が、興奮気味に話しかけてきた。
「強盗犯を圧倒しててよ!すげぇかっこよかったぜ!」
「は、はあ、それはどうも」
この人、なんで初対面も同然の相手にこんな距離が近いの?
今あたしがあなたに圧倒されてますよ。
若干引いてるあたしに気づいて、茶髪の男子が金髪の男子をどうどうと落ち着かせてくれた。