だから、笑って。
「んー?あ、隣町の花火大会ね」
「うん」
「確かに、この辺の花火大会だとクラスメートに会うかもしれないからな」
そうなんだよね。クラスメートにはもう噂が広まっているとはいえ、恥ずかしいものは恥ずかしいもん。
「うん、いいよ。俺も行きたいって思ってたし!」
そうだったんだ…!!胸が思わず高なって、飛び跳ねそうになるのを必死に堪えた。
「そうだったんだ…!じゃあ、決まりでいいですか…?」
「うん、予定空けとくよ。浴衣で行くの?」
「今のところ、そのつもりかな」
途端、凜くんは私の頭をぽんと優しく撫でた。
「ん、じゃあ浴衣姿、楽しみにしてる」