愛を知らない一輪の花

「止めとけ。、、、返って斎藤を苦しめるだけだ。お前が肩を持てば、より一層嫌がらせは増すばかりで、解決にはならない。、、、それに駅前支店で11年間あの仕事量をこなしてきたんだ。あいつもヤワじゃない。本当にあいつが大事なら、見守ってやるべきだ。」


「、、、結局俺は自分勝手な人間だ。彼女を苦しめる事しか出来ない。」




「そうだな。それがお前が求め続けた結果だ。それでも今は、耐えるべきだ。、、、支えてやれ、お前が。あいつの拠り所になればいい。」

「俺がなれるんだろうか、、?」

小さく呟く。


「それがお前の使命で義務だ。俺は帰る。あいつは電車だが、もう終電もない。送ってやれよ。じゃあな。」

手を上げて透は帰っていく。

再び本店の作業場を見つめ、静かに近くの椅子に座り、百合の作業が終わるのを待った。
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