愛を知らない一輪の花
「、、、本当に傷付けてすみません。」
深く頭を下げる百合の手を引き、雅也の前に立った。
「百合が誤る必要はない。寧ろ、謝るのは君の方だろう。自分勝手な感情で百合を傷つけた。本当に百合が悲しくなかったと思っているのか?、、、自分で手を離したんだろ。諦めろ。君には無理だ。」
百合を背中に隠し、雅也を怒りの色をした目で睨みつける。
「百合、行こう。」
そう言うと、飲み物を片手に百合の手を引いてその場を立ち去る。
「、、、百合!本当にごめん!!でも俺っ!」
叫ぶ雅也を蓮に引かれながら、小さく見えなくなるまで見ていた。