愛を知らない一輪の花

次の日、眩しい光で目を覚ました。

隣を確認すると、蓮の姿が見当たらない。ベットから下りて、リビングに向かう。

テーブルに置き手紙を見つけた。




“仕事に行ってくる。帰る時に連絡するよ”


そう綺麗な字で書いてあった。

百合はシャワーを浴びようと浴室に向かい、服を脱いだ。

「えっ、、!」

鏡に写る自分の姿に驚きを隠せない。
首から足先までびっしりと咲くキスマーク。



恥ずかしさの余り、その場に座り込む。


昨日の事情を思い出し身体が熱を持った。

熱を沈めたくて、頭から勢いよくシャワーを浴びる。それでも冷めない熱に、百合は戸惑う事しか出来なかった。
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