愛を知らない一輪の花
社長室に戻ると、既にホワイトシティーホテルの常務が席に座っていた。
ホワイトシティーホテル。
それはこの辺りでは有名なホテルで、誰もが一度は泊まってみたいと憧れるホテルだ。
リス・フルールは、ここの最上階にあるレストランと御祝事などのホールの装飾や、ホテルで使う花束などを任されていた。
「遅れて申し訳ありません。大変お待たせいたしました。」
「いやぁ、私も今来たところだよ。」
深々と頭を下げる蓮。
その後、2人は真剣な仕事の話をしながら、談笑していた。
「ところで、噂を聞いたかな?」