愛を知らない一輪の花

「2人とも遅いですよ!もう始まってますよ!」

「道が混んでて渋滞に捕まってた。乾杯には間に合ったからいいだろ。それより俺は挨拶に行ってくるからこいつ見とけ。」

百合を駅前支店のメンバーに託し、人混みの中に消えていった。


「百合さん、まぢ綺麗ー!惚れ直します!」

「ちょっと!あんた近い!!」

興奮した松田を後ろに押しやり、真紀と亜子は百合の両サイドにつく。

「ドレスアップするとまた雰囲気違いますね〜!試着の時の二割り増し!ね!真紀さん!」

「本当綺麗です。百合さん。私達が必ず守り切ってみせます。ですから、今日は楽しみましょうね。」


いつもの見慣れたメンバーにほっとしつつ、恥ずかしそうに微笑みながら御礼を言う。


「ありがとうございます。お世辞でも嬉しいです。あ!もうすぐ乾杯ですね。飲みモノを頂いてきます。皆さんは何がいいですか?」
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