愛を知らない一輪の花

「百合さんはここから動かないで!俺シャンパン取ってきます。」

「えっ?!そんな松田君に悪いです。私も一緒に」「任せましょう百合さん。ほらそれより社長の挨拶始まりますよ。」


会場のステージにコツコツと革靴の音が響く。
スタンドマイクの前に立ち、一礼して顔をあげる。

しんと静まりかえる会場。


「こんばんわ。今日はお忙しい中ご出席いただきまして誠にありがとうございます。皆さん1人1人の頑張り支えられ、今日ここに明るい気持ちで、皆さん全員と忘年会を迎えられたことに深く感謝致します。、、、本当にありがとう。」

深く頭を下げる。

「まだまだ若輩者の為、皆さんを不安にさせてしまうこともあるかもしれません。しかし精一杯精進してまいります。そのための努力は惜しみません。どうかみなさん、私に着いてきてください。共に上を目指しましょう。今年も1年、本当お疲れ様でした。」

割れんばかりの拍手で社長はステージから降りていく。
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