愛を知らない一輪の花
「お2人は関係ありません!、、。事務長、2人で飲みましょう?さぁ、いきましょう。」
百合は笑いながら、事務長の腕を取る。そんな百合の手が、後ろから伸びてきた大きな手に強く引かれ、事務長から引き離した。
「事務長。少し飲みすぎです。体を壊しますよ?それに、、、彼女達が困っています。」
低い優しいボイスにドキッとした。
「しゃ、社長!これはその、迷ってしまってトイレの場所を聞いていたのですっ。私はこれで失礼しますっ。」
事務長は逃げるようにその場から立ち去る。
「社長?!ありがとうございますっ!!助かりました!」
真紀と亜子は涙目になりながら、何度も頭を下げる。