夏椿~太陽の光を浴びて~
「沙羅、迷子になるよ?ここ広いし、人結構多いし。」


「子ども扱いしないでよ。絶対大丈夫だもん。」



「え~残念。なんてね。ほら行こ!」


「うん!」



俺は仕方なく手を引っ込めて沙羅と洋服屋に入った。



「沙羅、好きな色は?」


「白、黒、赤。」



「いいね~。これとかどう?」


そう言って俺は白地に黒いロゴが入ったパーカーを見せた。


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