気付けば、君の腕の中。
折り紙を細く切って、輪になるようにテープで貼ったものが、沢山机の上に置かれていた。
あたしは白くんと一緒に腰を下ろすと、みんなに挨拶をしてから、作業に取り掛かる。
「そうだ、白くん」
「んっ??」
「お願いがあるんだけど…」
膝の上に座った白くんに視線を向けると、可愛らしく首を傾げた。
「運動会の当日、桃を連れてこれる?」
「あのぶりっ子おんなを呼ぶのかよ!?」
ぎょっとしたようにあたしを見つめる白くんは可愛いけど、失礼だからね…。
「うん…、どうしても“仲直り”したくて」
「っへ! おんなってよくわかんねーな! じゃあまたおべんとうつくってくれたらいいぜ!」
「勿論! また張り切って作るね」