この恋は、きみの嘘からはじまった。



え……?


廊下を歩いてるから周りにたくさんの人がいる。



そんな廊下のど真ん中で立ち止まった司くんは私の肩を引き寄せた。






「ちょ、ちょっと待って!」


「我慢できないって言ったじゃん」


「みんないるっ……」


「知らない」


「だ、だめ!!」




頬に手を添えられるから、焦って胸板を押し返した。


それでも優しく触れる司くんに、愛おしい瞳に胸がぎゅーっとなるけど、それどころではない。


さすがにここではだめだって思うから。





「司!
お前どこにいたんだよ!
電話も出ねぇし!!」




大きな声で少し怒り気味にやってきたのは……だれ?






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