この恋は、きみの嘘からはじまった。
私のこの曖昧な気持ちを認めてもらえて、心が軽くなる。
「初恋なんて忘れられないものだよ。
誰にだって特別なものだから」
「秋人くんも?」
「んー、まぁそうだね」
照れて頬をほんのり赤く染めた秋人くんがかわいい。
秋人くんも特別なんだ。
それなら、私のいまの気持ちはおかしくなくて普通の誰にでもあることなんだ。
小野寺くんに気持ちが残っているから涙が出て気になるわけではない。
「秋人くん、ありがとう!
ってまだ赤いけど、初恋の人のこと思いだしてるの?」
「……こっちゃんて変なところ鋭いね」