この恋は、きみの嘘からはじまった。




俯いたまました質問は途中で遮られてしまう。



頬を如月くんの両手で挟まれて、顔を上げさせられると再び唇を塞がれた。




やっぱり如月くんはずるいよ。

初めて言ったのに。

自分の気持ちを。




それなのにこうやって、甘い刺激で私をなにも考えられなくする。


思考を止めてしまう。



頭がクラクラして、本当に如月くんでいっぱいになった時、昼休み終了を知らせるチャイムが鳴った。






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