Celestial Maiden's Tear
『…もう戻っていい?』
「ああ、いいぜェ。」
編み込みが上手くいって褒められて気分が良さそうな寿梨。
「…灯。またな。」
『うん。』
『…やっと解放か…。』
恐らく今授業中なのか、廊下が静かだ。…サボってる人は空き教室にいるだろうし。
シン…とした廊下に足音が響く。
『…なんか、帰ろうかな。』
「ダメだ。今日は見舞いに行く。」
『…蒼。』
後ろから声がした。…一応制服着てるんだ…大分着崩しているが。
『お見舞い…お見舞い…あ、あの人の。』
「ああ。」
『…わかった。』
「行くぞ。」
『うん。』
私と蒼は外で待っていた車で病院に向かった。