Celestial Maiden's Tear






「…何でテメェがいるんだ。」



『…あ、蒼、落ち着いt…』



「あ?ンだよ、見舞いだ見舞い。」



庇ってくれたあの人の病室に何故か寿梨と三葉が。



「お前ら関係無いやろ。何でここにいるんや。」



「…世話になったからお礼だそうだ。」



「す、すみません。でも助けてもらったのでお礼をしない訳には…」



…不良なのにちゃんと礼儀正しいのはもはやギャップ。



でも髪の毛黒いし特に不良って訳じゃなさそうなんだけどな。



『…あの時は、ごめんなさい。私があの時落ち着いていれば…』



「大丈夫ですから、姫さん。俺が弱かっただけです。」



『いや、私が落ち着いていればあんなの簡単に殺れたのに…ごめんなさい。』



「や、殺れ…?」



『…距離を取れば蹴ったり殴ったり張り倒したりできたんだけど、掴まれると…焦っちゃって…』



「え、なg…え?」



「…灯は柔道、合気道、剣道、弓道、薙刀…武道って呼ばれるものは全部一通りやってる。今言ったやつは全部段保有者。弓道以外は初段、弓道は三段。」



『…よくご存知で…?』



「あとボクシングもやったことあるよな。」



『よくご存知で!?!?』



「…お前…強いのか。」



「…灯、無敵やんか。」



「…強ェ女は好きだ。」



若干一名変な人がいるけど、その反応は重々承知。大体みんなそんな顔をする。



「…なんだよー、姫さん強いの?とりあえず奴らから距離取ってれば大丈夫だのかよー、なんだー。」



『…ご、ごめん…なさい…。』











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