【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー
「もっ...もう!!
帰ってくるの遅すぎるよ!!!流のカバ!!」
「えっ、なに?なんでお前怒ってんの??」
「流のせいでこんな...こんな...」
こんな恥ずかしい姿で何時間も玄関に居て
バカみたいじゃんか!!!!
うぅ...消えたい
恥ずかしい...死ぬぅ!!!!
「なんかよく分かんねーけど、悪かったな?ムギ」
「だったら早く帰ってきてよ...!!」
「悪い、友達とゲーセン行ってた。
今度から遅くなる時はムギに連絡するから、なっ?」
「...うん」
靴を脱いで、私の頭を優しく撫でる流は
「腹減ったー」とリビングへ直行。
「...」
おい、ちょっと待てや。
私のこの姿を完全にスルーしていきやがったよ流のやつ。
「ちょっと!!!!流!!!!」
なんのために着たのかよく分からないエプロンを脱ぎ捨てて
着替えもせず制服姿のまま、ソファでだらけてスマホをいじってる流の前に立つ。